はじめに
「発熱・のどの痛み・関節のだるさ…」そんな症状が出たとき、風邪なのかインフルエンザなのか判断に迷うことはありませんか?
特に流行期(11月〜3月)は、早めの対応が重症化を防ぐカギになります。
今回は、厚生労働省や国立感染症研究所の情報をもとに、「疑わしいときにやるべきこと」を分かりやすく紹介します。
🦠 インフルエンザを疑うサイン
- 急な高熱(38℃以上)が出た
- 強い寒気・関節痛・筋肉痛がある
- のどの痛みや乾いた咳がある
- 流行期に周囲で感染者が出ている
これらの症状が複数当てはまる場合は、インフルエンザの可能性があります。
発症から12〜48時間以内に抗ウイルス薬を使用すると、症状の重症化やウイルス排出期間を短縮できるとされています。
🏠 自宅でできる基本のケア
無理せず安静に
体を休めることが最優先。
出勤・登校は控え、静かな環境で安静に過ごしましょう。
こまめな水分補給
高熱時は体内の水分が失われやすく、脱水の原因になります。
経口補水液やお茶、白湯などを少しずつ摂るようにしましょう。
室内の湿度を40〜60%に保つ
乾燥した空気はウイルスを拡散しやすく、喉の粘膜も傷つけます。
加湿器や濡れタオルで湿度を保ち、マスクで喉の保湿を意識しましょう。

高熱が出たらまず休む!あせって外出すると、広めちゃうリスクもあるよ🍅
🏥 受診の目安
- 38℃以上の発熱が続く
- 呼吸が苦しい、息が荒い
- 水分が取れずぐったりしている
- 基礎疾患(糖尿病・心臓病・喘息など)がある

これらに当てはまる場合は、早めに医療機関へ相談を。
受診の際はマスクを着用し、受付で「インフルエンザの可能性がある」と伝えましょう。
🚫 家族内で広げないために
- 同じ部屋で過ごすときはマスクを着用
- ドアノブ・リモコンなどを1日1回は消毒
- タオルや食器を共用しない
感染は飛沫だけでなく、手を介しても広がります。
アルコール消毒をこまめに行い、家庭内での感染拡大を防ぎましょう。
まとめ
- 急な高熱や関節痛があればインフルエンザを疑う
- 発症から48時間以内の受診がポイント
- 安静・水分・加湿が自宅ケアの基本
- 家庭内ではマスク・消毒で感染を防ぐ

“かも?”と思ったら、無理せず休もう!早めのケアで回復スピードも変わるよ🍅
参考文献
- 厚生労働省. インフルエンザQ&A(2024)
- 国立感染症研究所. インフルエンザ2023/2024シーズン情報
- 滝沢市公式サイト. インフルエンザにかかった場合の対応(2023)
- 厚生労働省. 成人の新型インフルエンザ治療ガイドライン 第2版(2020)


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