はじめに
「熱が下がってきたけど、まだ体がだるい」「家族にうつさないか心配」――そんなとき、どう過ごせばいいか迷いますよね。
インフルエンザは高熱や関節痛などの全身症状が強く、回復までに約1週間かかることもあります。
無理をすると回復が遅れたり、周りに感染を広げる原因にもなります。
今回は、発症後にすべきことと家庭での備えについて分かりやすく紹介します。
🏠 発症後にやるべき3つのこと
安静と十分な休養
熱が下がっても体内ではウイルスと戦う状態が続いています。
無理に出勤・登校すると再発や体力低下の原因になります。
解熱後2日間（子どもは3日間）は外出を控えるのが基本です。
水分と栄養補給
発熱や発汗で水分が失われやすく、脱水になりやすい時期です。
経口補水液・スープ・おかゆなど、消化のよい食事で少しずつ回復を。
特に高齢者は水分不足に注意しましょう。
薬を正しく使う
医師から抗ウイルス薬（タミフル・リレンザなど）が処方された場合は、指示された期間きちんと服用します。
解熱剤はアセトアミノフェン系が推奨されており、市販薬を使う場合は成分を確認しましょう。
熱が下がっても無理は禁物！体の中ではまだウイルスと戦ってるんだよ🍅
🚫 家族にうつさないための工夫
- マスクを着けて咳やくしゃみの飛沫を防ぐ
- ドアノブ・リモコンなど共用部分を1日1回は消毒
- タオル・コップ・食器を共用しない
- こまめな換気と加湿（湿度40〜60％を保つ）
特に発症から3日間はウイルスの排出が多いため、寝室を分ける・距離を取ることも有効です。
📦 万が一に備えておきたいもの
- 体温計・経口補水液・マスク・ティッシュ・消毒用アルコール
- スポーツドリンクやスープなどの常温保存できる飲食物
- 解熱剤や総合感冒薬（使用前に成分確認を！）
- 家族分の予備マスク・ペーパータオルなど
自宅療養中に外出が難しくなることを考え、あらかじめ常備しておくと安心です。
まとめ
- 解熱後も2日間は無理せず休む
- 水分・栄養補給で体力を回復させる
- マスク・消毒・加湿で家庭内感染を防ぐ
- 日頃から備蓄を整えておくと安心
早く治すコツは“焦らないこと”。ゆっくり休むのも立派な治療なんだ🍅
参考文献
- 厚生労働省. インフルエンザQ&A（2024）
- 厚生労働省. 成人の新型インフルエンザ治療ガイドライン 第2版（2020）
- 国立感染症研究所. インフルエンザ2023/2024シーズン情報
- 滝沢市公式サイト. インフルエンザにかかった場合の対応（2023）
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