朝日を浴びて快眠!体内時計を整える3つのコツ

朝日を浴びて気持ち良く伸びをしているトマトラ。朝の光で体内時計をリセットして快眠につなげるイメージ。 生活習慣
朝日を浴びて目覚めるトマトラ。朝の光は夜の自然な眠りを助けます。

はじめに

「朝起きても頭がぼんやりする」「夜なかなか眠れない」…そんな経験はありませんか?
その原因のひとつに 体内時計の乱れ があります。
実は、朝に太陽の光を浴びるだけで、この体内時計をリセットできるのです。


なぜ朝の光が大切なのか?

私たちの体は「サーカディアンリズム(概日リズム)」という約24時間周期のリズムで動いています。
このリズムを整える役割を持つのが、脳内で分泌される メラトニン というホルモンです。

  • 夜:メラトニンが分泌され、自然な眠気が訪れる
  • 朝:光を浴びると分泌がストップし、体が「活動モード」に切り替わる

つまり、朝にしっかり光を浴びることで、夜も自然に眠くなるサイクルが整います。

体内時計っていうのは“眠る・起きる”のリズムをつくる体のタイマーみたいなもの。朝の光で毎日リセットするのがポイントだよ!


研究で示されている影響

  • オフィスワーカー対象の研究では、朝に自然光を浴びた人の方が、夜の睡眠の質が改善し、寝つきも良くなることが確認されました。
  • 大学生対象の研究では、青色成分を多く含む白っぽい光(昼の太陽光に近い光)を浴びた学生は、オレンジ系のあたたかい光を浴びた学生よりも メラトニンの低下が大きく、結果として眠気がおさまり、気分や集中力も改善する ことがわかっています。
  • 厚生労働省『健康づくりのための睡眠ガイド2023』では、「起床後、できるだけ早く太陽の光を浴びること」が推奨されています。

今日からできる工夫

「忙しくて朝日を浴びる時間がない…」という人でも大丈夫。簡単にできる工夫があります。

起きたらすぐカーテンを開ける

→ 5〜15分でもOK。できればベランダや外で浴びると効果的。

朝の通勤や通学で意識的に日差しを浴びる

→ 駅まで歩くときに日陰ではなく日向を選ぶだけでも違います。

天気が悪い日や冬場は室内照明で補う

→ 特に青白い光(高色温度)を選ぶと体内時計に働きかけやすい。

朝は太陽光みたいな白っぽい光で体を目覚めさせて、夜はオレンジ系のあたたかい光でリラックス。メリハリが大事なんだ!


まとめ

  • 体内時計を整えるカギは「朝の光」
  • 光を浴びるとメラトニンが減少し、体が活動モードに切り替わる
  • 研究でも「朝日を浴びると睡眠の質や集中力が改善する」ことが実証済み
  • できることから「カーテンを開ける・日向を歩く・照明を工夫する」など取り入れてみましょう

朝の光を浴びるだけで、夜ぐっすり眠れる体づくりにつながるんだ。毎朝の習慣にしようね!


参考文献

  • Komada Y, et al. Morning bright light exposure improves sleep and maintains circadian rhythms in office workers. J Sleep Res. 2023.
  • Komada Y, et al. Effects of different light exposures in the morning on sleep and circadian phase in young adults. Chronobiol Int. 2019.
  • 厚生労働省. 健康づくりのための睡眠ガイド 2023.

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